伊藤英子と夢の未来設計 ～Episode１１ ・・・あああ・・・

同じマンションに引っ越してきた伊藤英子は、同じクラスメイトで席も隣同士。気がついた時には俺は伊藤英子に恋をしていた。 最近、俺と伊藤英子の間でちょっとやばい出来事があった。というのも、伊藤英子が俺に向かって、気になる人ができたなんて言い出したのである。もしかしたら気になる人ってのは他でもない、この俺かもしれないなんて思ったのだが、いざ聞くとなると勇気が無くて、聞くことができなかった。ただ聞かないだけなら良かったんだけど、、、俺はそんなの聞きたくないと言って、その場から逃げてしまった。それからというもの、まともに伊藤英子の目も見れずに今日まで来てしまった。 いやあ、、なんであんないい方しちゃったんだろな。伊藤英子、俺の事まだいいと思ってくれてるのかな。そもそも最初から違う奴の事を気になってたのかな。そんなこと考えてたら勉強も部活も、何にも頭に入ってこないな。。。もうこんな感じで1週間が過ぎるってのに。若干、、いや、かなり不安なのは、その日から伊藤英子が俺んちに来ないってこと。うちの犬にも会いに来ないし、飯も食いに来ないし。まあ母親には挨拶してるみたいだけど。あの日に戻れるなら、ちゃんと伊藤英子の気になる人のこと聞いておくのになー。ああ、後悔。 まあこんな後悔してても仕方ないから、何もなかったように接してみようかな。明日から。きっとおれから普通に話せば伊藤英子も前みたいに話してくれるよな！！俺の夢の未来設計はけっして諦められないしな。うん、明日から頑張ろうー。