伊藤英子と夢の未来設計 ～Episode８ ・・・おいぬさま・・・

同じマンションに引っ越してきた伊藤英子は、同じクラスメイトで席も隣同士。気がついた時には俺は伊藤英子に恋をしていた。 俺も伊藤英子も、ここ最近は特に何の問題も無く過ごしている。いつか誰かが伊藤英子に告白してしまうんじゃないかと、いつもヒヤヒヤしてるんだよね、じつは。そんな俺の気持ちを知ってるのか、俺の母親はなにかにつけて伊藤英子に告白したらいいのにっていってくる。ほんと、有難迷惑ってやつだな。まあ、母親のおかげで伊藤英子が俺の家に来るようになったわけだし、俺の夢の未来設計の為には母親の力が必要不可欠だから悪く言えないけどさ。笑 もともと俺んちでは犬を飼ってるんだけど、なかなか人になつかない奴でさ。それがなんと、このたび伊藤英子になついたのです。笑これはもう俺の夢の未来設計の為に犬も応援してくれているとしか思えない。しかもそのおかげで今度一緒に犬の散歩に行く約束までしちゃったし、もう夢みたいだ。夢なのかな…いや、現実だよな！！このチャンスは逃すまい。誰かに見られて付き合ってるって噂を流してくれたらいいのに。そしたらきっと伊藤英子もおれのこと意識するだろな。 噂と言えば、なんで流れてほしくもない噂はすぐに広まるのに、こういう肝心な時に限って誰も噂を流してくれないんだよ。。。そういうすぐ広がる噂に限って事実と違ってたりするしな。とにかく、俺はこれからも伊藤英子と夢の未来設計の為に頑張るしかない。うちの犬にも一役買ってもらおう。笑