伊藤英子と夢の未来設計 ～Episode４６ ・・・ついに来た・・・

同じマンション住んでる伊藤英子は、クラスメイトで席も今までずっと隣同士。いつのまにか俺は伊藤英子に恋していた。 ついに伊藤英子が試験の日を迎えた。朝メールしたけどもちろん返信なし。まあそうだよな。メールなんか返してる暇あったら少しでも勉強しなおしたいよな。と、自分自身には言い聞かせているもののやっぱりちょっとさみしい。笑 もちろんそんなこと言ってる場合じゃないってのは十分わかってるから伊藤英子本人には言わないけどな。 サッカー部の練習に顔だそうと思って学校行ったんだけど、学校行く途中もあきらかに今日入試なんだなって学生が沢山いた。みんな超真剣。すごいよな。そう考えると俺ってなんもしないでここまできてるけど、それで本当に良かったのかなってふと思う時があるんだよね。英単語だってろくに覚えてきてないし、高校受験も試験じゃなくてこれまたスポーツ推薦でパスして今の高校入学しちゃったから中学のときに習った英単語くらいしかわからない。だからたまに授業でもびっくりされることがあったんだよな。笑 俺が良く大学の先輩に話聞いたんだけど、スポーツ推薦で入学したやつって勉強についていけなくて留年するやつが多いらしい。おれとしてはなんとしてでもそんな事態は避けたい。伊藤英子にも合わせる顔がなくなるし、頭悪い彼氏とかありえないだろうしな。何より伊藤英子との俺の未来設計が台無しになるしな。それなりに部活と両立して頑張ろうとは思ってる。